ゲートシール(Gate Seal)とは、射出成形において
金型のゲート部で樹脂が固まり、キャビティ内への樹脂の流入が止まる現象(またはその状態)を指します。
■ 基本イメージ
射出後、樹脂は冷えて固まっていきますが:
最初に固まるのが「ゲート部分」
このゲートが塞がることで
それ以上、樹脂が中に入らなくなる状態=ゲートシールです。
■ なぜ重要?
ゲートシールは成形品質に直結します。
● 保圧が効くかどうかが決まる
- ゲートが開いている間 → 保圧で樹脂を追加できる
- ゲートシール後 → もう補充できない
つまり
製品の最終的な密度・寸法がここで決まる
■ ゲートシール時間とは?
ゲートが完全に塞がるまでの時間
この時間を基準に:
- 保圧時間を設定する
■ 現場での考え方(重要)
● 理想
保圧時間 ≧ ゲートシール時間
- 短い → ヒケ・寸法不良
- 長すぎ → 無駄(サイクルタイム悪化)
■ どうやって見極める?
よく使われる方法:
● 製品重量で確認
- 保圧時間を徐々に伸ばす
- 製品重量を測る
- 重量が増えなくなったところ
そこがゲートシール時間
■ ゲートシールに影響する要因
① ゲートサイズ
- 小さい → 早くシール
- 大きい → 遅くシール
② 樹脂温度
- 高い → シール遅い
- 低い → シール早い
③ 金型温度
- 高い → 冷えにくい → 遅い
- 低い → 早くシール
④ 材料特性
- 結晶性樹脂 → 固まりやすい
- 非晶性樹脂 → 比較的遅い
■ よくある不良との関係
● ヒケ
ゲートシールが早すぎると発生
● 寸法バラツキ
シールタイミングの不安定
● 過充填(オーバーパック)
シール前に圧力かけすぎ
■ 関連用語
これまでの内容とつながります
- ゲート
- 保圧
- ヒケ
- キャビティ
- 冷却時間
■ まとめ
ゲートシールとは:
ゲート部が固まり、樹脂の流入が止まるタイミング


コメント