計量ポンプ(Metering Pump)とは、
液体や溶融樹脂を“決められた量で正確に送り出すためのポンプのことです。
シンプルに言うと
「流量を一定・正確にコントロールする装置」です。
■ 主な用途
成形・加工の現場ではこんな場面で使われます:
- 押出成形(フィルム・シート)
- 共押出ラミネート
- 接着剤や添加剤の供給
- 塗工(コーティング)
■ 代表的な種類
特によく使われるのが:
● ギヤポンプ
一番重要です
- 歯車(ギヤ)の回転で樹脂を送る
- 一定量ずつ押し出す構造
特徴
- 脈動が少ない
- 高精度な流量制御
- 押出の安定化に必須
■ 仕組み(ギヤポンプの場合)
- ギヤが回転
- 歯の間に樹脂が入り込む
- 回転により出口へ運ばれる
- 一定量ずつ押し出される
回転数=吐出量になる
■ 使うメリット
① 流量が安定
- 押出機単体よりもムラが減る
② 厚み精度アップ
- フィルム・シートのばらつき低減
③ 圧力の安定化
- ダイ圧が安定する
■ デメリット・注意点
● 異物に弱い
- ゴミ混入 → ギヤ損傷
● 空運転NG
- 潤滑がないと焼付き
● 高温管理が必要
- 樹脂が固まると故障
■ 現場での重要ポイント
● 押出機との役割分担
- 押出機 → 溶かす(可塑化)
- 計量ポンプ → 送る(定量供給)
この分離が安定のカギ
● 圧力管理
- 入口圧が低すぎる → 空洞発生
- 高すぎる → 過負荷
● 回転数管理
- 回転数=吐出量
製品厚みに直結
■ よくあるトラブル
- 厚みムラ → 回転数不安定
- 焼け → 滞留
- 異音 → 摩耗・異物混入
■ 関連用語
これまでの内容と強くつながります
- ギヤポンプ
- 押出機
- ダイ
- 共押出
- クロスヘッド
■ まとめ
計量ポンプとは:
材料を一定量・安定して送り出すための高精度ポンプ


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