クローズドモールド成形(Closed Mold Molding)とは、
金型を完全に閉じた状態で樹脂を充填・硬化させて成形する方法のことです。
■ 基本イメージ
上下の金型で空間(キャビティ)を密閉し、その中で製品を作る
- 外に開放されない
- 形状・厚みを金型で正確に決める
■ 主な成形方法(代表例)
クローズドモールド成形にはいくつか種類があります:
① 射出成形
- 溶融樹脂を高圧で金型に注入
- 最も一般的
② 圧縮成形
- 樹脂を金型内で押しつぶして成形
③ トランスファー成形
- 別室で溶かしてから金型に流し込む
④ RTM(レジントランスファーモールディング)
- 繊維に樹脂を注入して複合材料を作る
■ 特徴・メリット
◎ 高精度
- 寸法精度が高い
- 再現性が良い
◎ 表面品質が良い
- 両面ともきれいに仕上がる
◎ 環境性が良い
- 樹脂の飛散や臭気が少ない
◎ 自動化しやすい
- 量産向き
■ デメリット
- 金型コストが高い
- 初期投資が大きい
- 大型製品には不向きな場合あり
■ オープンモールドとの違い
対になるのがオープンモールド成形です。
| 項目 | クローズド | オープン |
|---|---|---|
| 金型 | 密閉 | 片面のみ |
| 精度 | 高い | 低め |
| 作業 | 自動化しやすい | 手作業多い |
| 例 | 射出成形 | ハンドレイアップ |
■ よくあるトラブル(現場目線)
- ショートショット(充填不足)
- バリ(合わせ面からのはみ出し)
- ヒケ・反り(収縮ムラ)
- エアートラップ(空気巻き込み)
これらは「圧力・温度・金型合わせ」がカギになります。
■ 関連用語
あなたが学んでいる内容とつながります
- キャビティ
- パーティングライン
- バリ
- ヒケ
- 冷却時間
■ まとめ
クローズドモールド成形とは:
密閉した金型内で樹脂を成形する高精度な方法


コメント