光沢ムラ(こうたくムラ)とは、
製品表面のツヤ(光沢)が均一でなく、部分的に違って見える不良のことです。
見た目としては
- テカリがある部分とない部分がある
- まだら・スジ状・曇り状に見える
■ どんな製品で起きる?
- 射出成形品(外観部品)
- フィルム・シート
- 塗装前後の樹脂製品
外観品質が重要な製品で問題になる
■ 主な原因
光沢は「表面の転写状態」で決まるため、原因は複合的です
① 金型温度のムラ
- 温度が低い → ツヤが出にくい
- 温度が高い → ツヤが出やすい
温度差があると光沢ムラになる
② 樹脂温度・流動状態
- 温度低い → 表面が粗くなる
- 流れが不安定 → スジ状ムラ
③ 充填・保圧不足
- 圧力不足 → 表面転写が甘い
ツヤが出ない部分ができる
④ ゲート位置・流れ方
- 流動方向の違い
- ウェルドライン部
表面状態が変わる
⑤ 金型表面状態
- 磨きムラ
- 汚れ・付着物
そのまま転写される
⑥ 冷却不均一
- 冷え方の差 → 表面構造の差
■ 現場での対策
● ① 金型温度の安定化
- 温調機の見直し
- 冷却回路のバランス調整
● ② 樹脂温度アップ(適正範囲内)
- 流動性改善
- 転写性向上
● ③ 保圧条件の最適化
- 圧力・時間の見直し
ゲートシールとの関係が重要
● ④ 金型メンテナンス
- 磨き直し
- 汚れ除去
● ⑤ 流動バランス改善
- ゲート位置見直し
- ランナー設計調整
■ 見分けのヒント
- 流れ方向に沿う → 流動・温度問題
- 部分的に斑点 → 金型・汚れ
- 全体的に鈍い → 温度・圧力不足
■ 関連用語
これまでの内容とつながります
- ゲートシール
- 保圧
- ヒケ
- ウェルドライン
- 金型温度
■ まとめ
光沢ムラとは:
表面のツヤが均一でなくなる外観不良


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