スタッファー

スタッファー(Stuffer)は、押出成形やコンパウンド工程で使われる装置で、粉体・繊維・フレークなどのかさ高い材料を、押出機内へ強制的に押し込む供給装置のことです。
特に二軸押出機でよく使われます。


■ 基本イメージ

 「材料を“押し込んで食べさせる装置”」

通常のホッパー投入だけでは入れにくい材料を、強制供給します。


■ なぜ必要か(重要)

例えば:

  • ガラス繊維(GF)
  • 炭素繊維(CF)
  • フレーク材
  • 軽量粉体
  • 再生材フラフ(かさ高い粉砕品)

こうした材料は:

  かさ密度が低く、自然落下しにくい

そのため供給不足やブリッジ(詰まり)が起こりやすいです。


■ 仕組み

スタッファー内部のスクリューやローラーで:

  1. 材料をかき取る
  2. 圧縮しながら前へ送る
  3. 押出機の供給口へ押し込む

  「重力供給」ではなく「強制供給」


■ 主な構造

  • ホッパー
  • スタッフィングスクリュー
  • 駆動モーター
  • 押込口(サイドフィーダー部など)

■ よく使われる場所

● 二軸押出機のサイドフィード

特に:

  • ガラス繊維強化樹脂(GF入り)
  • 高充填コンパウンド

で重要です。


■ メリット

  • 供給安定性向上
  • 高充填化が可能
  • ブリッジ防止
  • 定量供給しやすい

■ デメリット・注意点

  • 過供給すると詰まり
  • 繊維破断の原因になる場合あり
  • 摩耗しやすい(フィラー系)

■ 技術ポイント

● 押込み量

  • 少ない → 供給不足
  • 多い → オーバーフィード

  押出機とのバランスが重要


● スクリュー回転数

供給量に直結


● 投入位置

通常は:

  溶融後のサイドフィード部

理由:
繊維破断を減らすため


■ よくあるトラブル

● ブリッジ

→ 材料流動性不足

● 脈動供給

→ 回転不安定

● 繊維短化

→ 過度な圧縮・せん断


■ 現場的な理解

シンプルに言うと:

 「押出機に材料を“無理やり食べさせる装置”」

です。


■ 関連装置との違い

● ホッパー供給

  自然落下

● フィーダー

  定量供給

● スタッファー

  強制押込み


■ 重要なポイント

スタッファーは:

 「入れにくい材料を安定投入するための装置」

特に高機能コンパウンドではかなり重要です。

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