コールドランナー(Cold Runner)とは、射出成形において
金型内のランナー部(樹脂の通り道)を加熱せず、製品と一緒に固化させる方式のことです。
■ 基本イメージ
射出成形では樹脂は:
- ノズル
- スプルー
- ランナー(←ここ)
- ゲート
- キャビティ(製品)
コールドランナーは
このランナー部分も製品と同じように冷えて固まる
■ どうなるか?
成形後:
- 製品+ランナーが一体で取り出される
- 後でランナーを切り離す必要あり
このランナーは再粉砕して再利用されることが多い
■ 特徴
◎ 構造がシンプル
- 金型にヒーター不要
◎ 初期コストが低い
- 金型製作が安価
■ デメリット
▲ 材料ロスが発生
- ランナー分の樹脂が毎回必要
▲ サイクルタイムが長くなる
- ランナーも冷却する必要あり
▲ 再利用制限
- 劣化や異物混入のリスク
■ ホットランナーとの違い
| 項目 | コールドランナー | ホットランナー |
|---|---|---|
| 温度 | 冷却される | 加熱保持 |
| ランナー | 固まる | 固まらない |
| 材料ロス | あり | ほぼなし |
| 金型コスト | 低い | 高い |
■ 現場での重要ポイント
● ランナーバランス
- 流れが偏ると → 充填ムラ
● 再生材の管理
- 混ぜすぎ → 強度低下・外観不良
● 切断方法
- ゲートカットの仕上がりが品質に影響
■ よくあるトラブル
- ショートショット → ランナー抵抗大
- バリ → 圧力過多
- 外観不良 → 再生材影響
■ 関連用語
これまでの内容とつながります
- ランナー
- ゲート
- キャビティ
- ホットランナー
- ゲートシール
■ まとめ
コールドランナーとは:
ランナー部を冷却・固化させるシンプルな射出成形方式


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