コールドランナー

コールドランナー(Cold Runner)とは、射出成形において
金型内のランナー部(樹脂の通り道)を加熱せず、製品と一緒に固化させる方式のことです。


■ 基本イメージ

射出成形では樹脂は:

  1. ノズル
  2. スプルー
  3. ランナー(←ここ)
  4. ゲート
  5. キャビティ(製品)

  コールドランナーは
このランナー部分も製品と同じように冷えて固まる


■ どうなるか?

成形後:

  • 製品+ランナーが一体で取り出される
  • 後でランナーを切り離す必要あり

  このランナーは再粉砕して再利用されることが多い


■ 特徴

◎ 構造がシンプル

  • 金型にヒーター不要

◎ 初期コストが低い

  • 金型製作が安価

■ デメリット

▲ 材料ロスが発生

  • ランナー分の樹脂が毎回必要

▲ サイクルタイムが長くなる

  • ランナーも冷却する必要あり

▲ 再利用制限

  • 劣化や異物混入のリスク

■ ホットランナーとの違い

項目 コールドランナー ホットランナー
温度 冷却される 加熱保持
ランナー 固まる 固まらない
材料ロス あり ほぼなし
金型コスト 低い 高い

■ 現場での重要ポイント

● ランナーバランス

  • 流れが偏ると → 充填ムラ

● 再生材の管理

  • 混ぜすぎ → 強度低下・外観不良

● 切断方法

  • ゲートカットの仕上がりが品質に影響

■ よくあるトラブル

  • ショートショット → ランナー抵抗大
  • バリ → 圧力過多
  • 外観不良 → 再生材影響

■ 関連用語

これまでの内容とつながります

  • ランナー
  • ゲート
  • キャビティ
  • ホットランナー
  • ゲートシール

■ まとめ

コールドランナーとは:
  ランナー部を冷却・固化させるシンプルな射出成形方式

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