コールドパリソン

コールドパリソン(Cold Parison)とは、ブロー成形において
一度冷却・固化させたパリソン(チューブ状の樹脂)を、再加熱してからブロー成形する方式のことです。


■ 基本イメージ

通常のブロー成形(ホットパリソン)では:

  • 押出した直後の熱いパリソンをそのままブロー

一方コールドパリソンは:

  1. パリソンを一度冷却・保管
  2. 必要なときに再加熱
  3. ブロー成形

  時間と工程を分けるのが特徴


■ 主な用途

  • PETボトルなどの容器成形
  • 高精度な中空製品

  特に
ポリエチレンテレフタレート で多用されます


■ 代表的な方式

● インジェクションブロー/延伸ブロー

  • プリフォーム(冷えた中間製品)を作る
  • 再加熱してブロー

  これがコールドパリソンの代表例


■ メリット

◎ 品質が安定

  • パリソン状態を均一に管理できる

◎ 精度が高い

  • 肉厚・寸法が安定

◎ 大量生産に向く

  • プリフォームを事前に作り置きできる

■ デメリット

▲ 工程が増える

  • 冷却+再加熱が必要

▲ 設備コスト

  • 再加熱装置が必要

■ 現場での重要ポイント

● 再加熱の均一性

  超重要

  • ムラ → 厚みムラ・変形

● 温度管理

  • 低すぎ → 伸びない
  • 高すぎ → ダレる

● 延伸条件(特にPET)

  • 縦・横の延伸バランスが品質を左右

■ ホットパリソンとの違い

項目 コールドパリソン ホットパリソン
温度 一度冷却→再加熱 押出直後
精度 高い やや低い
工程 多い シンプル
主用途 PETボトル 一般容器

■ 関連用語

これまでの内容とつながります

  • ブロー成形
  • パリソン
  • 延伸ブロー
  • 温度管理
  • 肉厚分布

■ まとめ

コールドパリソンとは:
  一度冷やしたパリソンを再加熱してからブロー成形する方法

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