乾燥機

乾燥機とは

樹脂ペレットに含まれる水分を除去する装置です。

 簡単に言うと
「樹脂を成形前に乾かす機械」


なぜ乾燥が必要?

樹脂が水分を含んだまま成形すると:

  • シルバー(銀条)
  • 気泡
  • 強度低下
  • 分解(加水分解)
  • 外観不良

が発生します。


特に乾燥が必要な樹脂

吸湿性樹脂(超重要)

  • PC
  • PET
  • PA(ナイロン)
  • ABS
  • PMMA

 水分を空気中から吸います


乾燥機の種類

① 熱風乾燥機(ホットエアドライヤー)

温風で乾燥

特徴

  • 安価
  • シンプル
  • 非吸湿性樹脂向き(PP・PEなど)

② 除湿乾燥機(デシカントドライヤー)

乾燥空気で乾燥

特徴

  • 低露点(-20〜-40℃)
  • 吸湿性樹脂に必須
  • 高品質

 現場では主流


③ 真空乾燥機

真空で水分を抜く

特徴

  • 短時間乾燥
  • 高効率
  • 高価

乾燥の基本条件

乾燥は3つで決まります。

✔ 温度
✔ 時間
✔ 露点(空気の乾き具合)


乾燥不足だと

  • 銀条
  • 気泡
  • 強度低下
  • 表面荒れ

乾燥しすぎると?

意外ですが問題出ます。

  • 樹脂劣化
  • 色変化
  • 流動性変化

乾燥の目安例

樹脂 温度 時間
PC 120℃ 3〜5時間
PET 140℃ 4〜6時間
PA 80℃ 2〜4時間

※目安です


現場で重要なポイント

✔ ホッパー密閉
✔ 露点管理
✔ 乾燥時間管理
✔ 再吸湿防止

特に

  乾燥後の再吸湿

が大きな落とし穴です。


ひとことで

乾燥機は

  「樹脂の水分をコントロールする品質装置」

乾燥がダメだと
どんな成形条件でも安定しません。

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