シーケンス制御

シーケンス制御とは、あらかじめ決められた順序(ステップ)に従って機械や装置を動かす制御方式のことです。製造現場ではほぼ必須の基本技術です。


■ 基本イメージ

 「Aが終わったらB、Bが終わったらC…」と順番に動かす

例えば:

  1. スタートボタンON
  2. モーター起動
  3. 一定時間後にバルブ開
  4. センサー反応で停止

こういう“流れ”を制御するのがシーケンス制御です。


■ どこで使われるか

  • 射出成形機(型締 → 射出 → 保圧 → 冷却 → 取出し)
  • 押出機ライン
  • 自動組立装置
  • コンベア搬送システム

  製造業のほぼすべてに関係


■ 主な構成要素

● 入力(センサー)

  • リミットスイッチ
  • 温度センサー
  • 圧力センサー

  状態を検知する


● 出力(アクチュエータ)

  • モーター
  • シリンダ(エア・油圧)
  • ヒーター

  実際に動かす


● 制御装置

代表的なのは
  PLC(プログラマブルロジックコントローラ)


■ 制御の種類

① リレーシーケンス

  • 昔ながらの回路(電気的配線)
  • シンプルだが変更が大変

② PLCシーケンス(主流)

  • プログラムで制御
  • 柔軟で変更しやすい

■ 代表的な制御方法

● 時間制御

→ タイマーで制御
例:5秒後に動作

● 条件制御

→ センサー条件で制御
例:温度が○℃になったら

● ステップ制御

→ 工程ごとに順番管理
(これが本質)


■ メリット

  • 動作が安定・再現性が高い
  • 自動化が可能
  • 人のミスを減らせる

■ デメリット・注意点

  • 設計ミス=そのまま不良動作
  • トラブル時の原因特定が難しい
  • 複雑になると管理が大変

■ 現場的な理解

ざっくり言うと:

 「機械の“段取り手順”をそのまま自動化したもの」

です。


■ 成形現場での例(イメージ)

射出成形なら:

  1. 型締完了(センサーON)
  2. 射出開始
  3. 保圧切替
  4. 冷却タイマー
  5. 型開
  6. 取出機動作

  全部シーケンス制御

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