飢餓供給とは
スクリューに対して“あえて材料を満たさず”、必要量だけを供給する方式です。
簡単に言うと
「スクリューをわざと空腹気味で回す」
通常(フラッド供給)との違い
フラッド供給(通常)
ホッパーから材料をどんどん供給
→ スクリュー溝が常に満タン
飢餓供給
供給量を制御
→ スクリューが部分的に空状態
イメージ
フラッド供給
ぎっしり詰まって流れる
飢餓供給
スカスカ気味で制御しながら流す
なぜそんなことする?
主な目的は 安定化と品質向上です。
飢餓供給のメリット
✔ 供給量が安定
✔ 圧力変動が少ない
✔ 溶融が均一
✔ 過剰せん断防止
✔ ガス抜きしやすい
特に有効なケース
- 押出成形(フィルム・シート)
- 高精度押出
- 混練押出
- 添加剤混合(コンパウンド)
デメリット
✖ 供給装置(フィーダー)が必要
✖ 設備コスト増
✖ 制御が必要
どんな装置を使う?
- 定量フィーダー
- ロスインウェイトフィーダー
材料供給を正確にコントロール
成形への影響
飢餓供給にすると:
- 圧力が安定
- 温度ムラ減少
- 製品厚み安定
特に
押出の厚み精度が向上
射出成形では?
射出成形では基本的に
フラッド供給(満充填)
が一般的ですが、
特殊用途や材料によっては
飢餓的な考え方が使われることもあります。
ひとことで
飢餓供給は
「あえて満たさず、安定させる供給制御」
特に押出では重要な技術です。


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