金型分割面

金型分割面とは

金型を開閉するときに分かれる境界面のことです。

 簡単に言うと
「金型が2つに割れる面」

固定側(キャビティ)と
可動側(コア)
の境目です。


イメージ

 
固定側金型
──────────
製品
────────── ← 金型分割面(PL面)
可動側金型
 

金型はこの面で開いて製品を取り出します。


分割面の重要性

分割面の設計が悪いと

  • バリ

  • 外観不良

  • 離型不良

  • 金型摩耗

などのトラブルが発生します。


分割面の主な役割

✔ 金型開閉の境界
✔ ガス抜き(ベント)
✔ バリ発生箇所
✔ 製品外観ライン


分割面の種類

① 平面分割

最もシンプルなタイプ

特徴

  • 加工しやすい

  • 精度出やすい


② 段差分割(ステップ分割)

段差をつけて分割

特徴

  • バリ防止

  • 位置決めしやすい


③ 曲面分割

複雑形状製品で使用

特徴

  • 外観ラインを目立たなくできる


分割面設計のポイント

① 外観に影響しない位置

分割面は製品表面に
パーティングラインとして出ます。


② 離型方向を考える

アンダーカットがあると
金型が開きません。


③ バリ対策

分割面の精度が悪いと
樹脂が漏れてバリになります。


分割面とバリの関係

バリの約80%は
分割面から発生します。

原因

  • 型締力不足

  • 分割面摩耗

  • ゴミ噛み


分割面の精度

通常

数ミクロンレベルの平面精度

が必要です。


ひとことで

金型分割面は

 「金型が開く境界であり、バリと外観を決める重要な面」

金型設計では最初に決める要素の一つです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました