金型材質

金型材質とは

金型を製作するために使用する鋼材や金属材料の種類のことです。

材料によって

  • 耐摩耗性

  • 硬さ

  • 熱伝導性

  • 加工性

  • 価格

が大きく変わります。


金型材質を選ぶポイント

主に次の条件で決めます。

✔ 生産数量
✔ 使用樹脂
✔ 成形温度
✔ 外観要求
✔ コスト


主な金型材料

① プリハードン鋼(最も多い)

  • P20系鋼材

特徴

  • 焼入れ不要

  • 加工しやすい

  • 中量産向き

用途

  • 家電部品

  • 日用品


② 焼入れ鋼

  • SKD61

  • SKD11

特徴

  • 硬度高い

  • 耐摩耗性良い

  • 大量生産向き

用途

  • 自動車部品

  • 精密部品


③ ステンレス鋼

  • SUS420系

特徴

  • 耐食性

  • 鏡面加工可能

  • 透明部品向き

用途

  • レンズ

  • 医療部品


④ アルミ金型

特徴

  • 軽い

  • 加工しやすい

  • 熱伝導良い

用途

  • 試作

  • 小ロット


材料ごとの特徴

材料 特徴
P20 加工しやすい
SKD61 耐熱・耐摩耗
SKD11 超耐摩耗
SUS420 鏡面・耐食
アルミ 軽量・試作向き

使用樹脂との関係

樹脂によって摩耗性が変わります。

  • GF入り樹脂(ガラス繊維)
    → 摩耗大 → 硬い鋼材必要

  • PVC
    → 腐食性 → ステンレス系


金型寿命の目安

材質 寿命
アルミ 数千〜数万ショット
P20 数十万ショット
焼入れ鋼 数百万ショット

※使用条件で変わります。


表面処理との組み合わせ

金型材質はよく表面処理と組み合わせます。

  • 窒化処理

  • クロムメッキ

  • DLCコーティング

  • TiNコーティング

目的

  • 摩耗防止

  • 離型改善


ひとことで

金型材質は

 「金型の寿命と性能を決める土台」

適切な材料選びが
長寿命金型の鍵です。

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