金型温調機とは
金型内部の冷却回路に温度調整した媒体(水や油)を循環させ、金型温度を一定に保つ装置です。
簡単に言うと
「金型専用の温度コントローラー」
基本構造
主な構成は次の通りです。
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ヒーター
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循環ポンプ
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熱交換器
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温度センサー
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制御装置
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タンク
温調機は媒体を
加熱 → 循環 → 冷却 → 再循環
という流れで制御します。
使用する媒体
主に2種類あります。
① 水式温調機
媒体:水
特徴
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〜120℃程度まで
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熱伝導が良い
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冷却効率が高い
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一番多く使われる
② 油式温調機
媒体:熱媒油
特徴
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120〜200℃以上対応
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高温成形用
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熱安定性が高い
なぜ必要?
金型温度が安定しないと
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寸法ばらつき
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反り
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ヒケ
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表面不良
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成形サイクル不安定
になります。
温調機はそれを防ぐために
金型温度を一定に維持します。
温調機の主な役割
✔ 金型加熱
✔ 温度保持
✔ 冷却補助
✔ 温度均一化
射出成形での重要ポイント
特に重要なのは次の3つです。
① 流量
流量不足
→ 温度ムラ
② 温度安定性
±1℃以内が理想
③ 冷却能力
熱量をどれだけ逃がせるか
温調機が原因のトラブル
現場では意外と多いです。
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冷却不足
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温度ばらつき
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成形サイクル長い
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外観ムラ
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反り
原因の多くは
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スケール詰まり
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流量不足
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ポンプ劣化
です。
良い温調機運用
✔ 定期的な配管洗浄
✔ 流量チェック
✔ フィルター清掃
✔ 温度センサー校正
ひとことで
金型温調機は
「金型の体温を管理する装置」
これが安定すると
成形品質が一気に安定します。


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