型内ゲートカットとは
通常の射出成形では:
成形 → 取り出し → ニッパー等でゲート切断
ですが、型内ゲートカットでは:
成形 → 金型内でゲート切断 → 取り出し
となります。
二次工程を無くす合理化技術です。
なぜ必要?
✔ 工程短縮
✔ 自動化対応
✔ 人為バラつき排除
✔ ゲート跡安定
✔ サイクル短縮
特に大量生産で効果が大きいです。
主な方式
① 機械式カット(スライド・パンチ)
金型内に:
-
スライド刃
-
パンチ機構
-
カム機構
を組み込み、
型開き動作と連動して切断。
② バルブゲート式
ノズル側で樹脂を遮断し、
実質的に「切断」に近い状態を作る方式。
③ ホットランナー+ピンカット
ピンで樹脂を押し切る構造。
タイミングが重要
切断タイミングは:
-
冷却完了後
-
型開き直前
-
型開き途中
など設計によります。
早すぎると変形、
遅すぎると白化・引きちぎれ。
メリット
✔ ゲート跡が安定
✔ 自動ライン化容易
✔ 人手削減
✔ 品質ばらつき低減
デメリット
✖ 金型構造が複雑
✖ メンテナンス増加
✖ 刃物摩耗
✖ カジリリスク
よくある不良
-
白化
-
ゲート残り
-
クラック
-
切断面荒れ
-
製品引きずり
特に材料温度と切断クリアランスが重要です。
型外ゲートカットとの比較
| 項目 | 型内 | 型外 |
|---|---|---|
| 工程 | 1工程 | 2工程 |
| 精度 | 高い | 人依存 |
| 金型費 | 高い | 低い |
| 自動化 | ◎ | △ |
ひとことで
型内ゲートカットは
「成形とトリミングを一体化する省工程技術」
量産ラインではかなり強力です。


コメント