型内打抜き

型内打抜きとは

射出成形後、
金型内に組み込まれたパンチ機構で穴あけ・切断を行う方法です。

通常は:

成形 → 取り出し → 別工程で打抜き

ですが、

型内打抜きでは:

成形 → 型内で打抜き → 取り出し

になります。


何のためにやる?

✔ 工程短縮
✔ 位置精度向上
✔ バリ低減
✔ 自動化対応
✔ 人手削減

特に自動車部品や電子部品で多用されます。


基本構造

金型内部に:

  • パンチ

  • ダイ

  • スライド機構

  • カム機構

  • 油圧/空圧シリンダ

を組み込みます。


動作タイミング

① 成形充填
② 冷却
③ 型開き前 or 型開き途中
④ パンチ作動
⑤ 取り出し

タイミング制御が非常に重要です。


よくある用途

  • 取付穴あけ

  • ゲートカット

  • バリ切断

  • 外周トリム

  • フィルム成形品の打抜き


メリット

✔ 二次加工不要
✔ 寸法精度が高い(位置ズレ少ない)
✔ サイクル短縮
✔ 品質安定


デメリット

✖ 金型構造が複雑
✖ メンテナンス大変
✖ パンチ摩耗
✖ カジリリスク


技術的なポイント

✔ 打抜きクリアランス
✔ 材料温度(冷えすぎNG)
✔ 切断面応力
✔ パンチ硬度

樹脂が冷えすぎると割れ、
柔らかすぎるとバリが出ます。


型外打抜きとの違い

項目 型内打抜き 型外打抜き
工程 1工程 2工程
精度 高い ややズレ
金型費 高い 安い
自動化 容易 工夫必要

ひとことで

型内打抜きは
 「成形と加工を一体化する合理化技術」

量産現場ではかなり効きます。

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