コンパージ

コンパージ(Converge / Converging flow)とは、
押出成形やダイ内部の流れで使われる用語で、
複数に分かれていた樹脂の流れが1つに合流する流動状態のことです。

  シンプルに言うと
「バラバラの流れが1つにまとまる流れ」


■ 基本イメージ

ダイや流路の中では:

  • 分岐(分かれる)
  • 合流(集まる) ← これがコンパージ

  特にダイ内部でよく起こる現象です


■ どこで起きる?

  • コートハンガーダイ内部
  • クロスヘッド
  • 分岐流路の合流部
  • 多層押出の合流部

■ なぜ重要?

流れが合流するところでは:

● ① ウェルドライン発生

  • 流れ同士の境界が残る

● ② 強度低下

  • 分子の絡みが弱い場合あり

● ③ 外観不良

  • スジ・ラインが見える

■ 良いコンパージ vs 悪いコンパージ

◎ 良い状態

  • 温度が高い
  • 圧力が十分
  • 流速が安定

  しっかり融合する


▲ 悪い状態

  • 温度低い
  • 圧力不足
  • 流れ不均一

  ウェルドラインが残る


■ 現場での対策

● 温度を適正に上げる

  • 融合しやすくする

● 圧力・保圧を確保

  • 接合部の密着向上

● 流路設計の見直し

  • 急激な合流を避ける

● 流速バランス調整

  • 左右差をなくす

■ 関連用語(対になる考え方)

  • ダイバージ(Diverge)
      流れが分かれる現象

■ 関連用語(これまでの内容)

  • コートハンガーダイ
  • クロスヘッド
  • ウェルドライン
  • ゲート
  • 流動解析

■ まとめ

コンパージとは:
  複数の樹脂流れが合流する流動状態

コメント

タイトルとURLをコピーしました