クリールスタンド(Creel Stand)とは、主にフィルム製造や繊維加工の工程で使われる装置で、原反(ロール状の材料)を複数セットして供給するためのスタンドのことです。
■ 基本的な役割
クリールスタンドの主な役割は次の通りです:
- フィルムや糸などの原材料ロールを保持する
- 生産ラインへ安定して連続供給する
- 複数の材料を同時に送り出す
■ 使われる主な分野
- フィルムのラミネート加工
- 繊維(糸・不織布)の製造
- 包装材料の製造工程
■ 構造と仕組み
一般的には以下のような構造です:
- ロールを差し込むシャフト(軸)
- 回転を制御するブレーキ機構
- 張力を一定に保つテンション制御装置
- ロール交換を容易にする昇降・スライド機構
■ 種類
用途によっていくつか種類があります:
① シングルクリール
- 1本のロールのみセット
- 小規模・単純ライン向け
② マルチクリール
- 複数ロールを並べて設置
- 同時供給や切替が可能
③ オートスプライス付きクリール
- ロールが無くなる前に自動で次のロールへ切替
- 生産を止めない(連続運転)
■ 重要なポイント(現場での注意)
- テンション管理が重要
- 強すぎる → 伸び・破れ
- 弱すぎる → シワ・蛇行
- 芯ズレや偏心に注意
- 振動や品質不良の原因
- ブレーキ調整
- 巻き出し速度に影響
■ 関連用語(覚えておくと便利)
- テンションコントロール
- ダンサーロール
- エッジガイド
- アンワインダー(巻き出し装置)


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