クラッシャブルマンドレルとは
成形後に“壊す(クラッシュする)ことで取り出す中子(マンドレル)のことです。
簡単に言うと
「あとで壊して取り出す芯」
なぜ必要?
通常の金型では
アンダーカットや複雑な内形状があると
コアが抜けません
そこで:
✔ 抜けないなら壊す
という発想
どういう仕組み?
① マンドレルをセットして成形
② 製品内部にマンドレルが残る
③ 成形後にマンドレルを破壊
④ 取り出す
マンドレルの材料
壊しやすい材料が使われます。
- 低融点合金
- 石膏系材料
- セラミック
- 脆性樹脂
使用される分野
- 航空機部品
- 医療機器
- 複雑な中空構造品
- FRP成形
- 特殊射出成形
メリット
✔ 複雑内部形状が可能
✔ アンダーカット対応
✔ 設計自由度が高い
デメリット
✖ マンドレルが使い捨て
✖ コスト高
✖ 工程が増える
✖ 破壊・除去が必要
他の方法との比較
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| スライドコア | 再利用可能 |
| 可溶コア | 溶かして除去 |
| クラッシャブル | 壊して除去 |
似ている技術
可溶コア(ソルブルコア)
水や薬品で溶かす
砂中子(鋳造)
壊して取り出す(似ている)
注意点
✔ 破片除去が重要
✔ 製品内部傷防止
✔ 精度管理
✔ 作業性
ひとことで
クラッシャブルマンドレルは
「抜けないコアを壊して取り出す技術」
非常に自由度が高い反面、コストと手間がかかります。


コメント