エアーチャンバーとは?
空気を一時的に溜めて、圧力・流量を安定させるための空間(箱・室)のことです。
成形分野では
👉 空気を「ためる・均す・安定供給する」役割
を持つ装置・構造を指します。
成形・加工分野での主な用途
① エアースリップ/エアーフロート用
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多孔板やスリットの裏側に配置
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空気を均一に供給するための空間
役割
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吹き出し圧のムラ防止
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シートの浮き量安定
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蛇行・バタつき低減
② インフレーション成形(フィルム)でのエアーチャンバー
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バブル内部や供給系に設けられる
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空気圧変動を吸収
役割
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バブル径の安定
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肉厚ムラ低減
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外乱(風・吐出変動)対策
③ 圧空成形・真空成形設備
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空気供給ライン途中に設置
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圧力を一時保持
役割
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瞬間的な圧力不足防止
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成形再現性向上
④ 一般設備用途(補足)
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コンプレッサー脈動吸収
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エアー供給の緩衝(ダンパー的役割)
なぜ必要なのか?
コンプレッサーやブロワーの空気は
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脈動がある
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流量が不安定
👉 そのまま使うと
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シートが揺れる
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バブルが不安定
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成形品質がばらつく
エアーチャンバーが「空気のダンパー」として働きます。
設計・使用時の注意点
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容積が小さすぎると効果が出ない
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大きすぎると応答が遅れる
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内部形状で流れが偏らないよう配慮
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ドレン(水分)対策が重要
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清浄度管理(油・粉塵)
トラブル例
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圧力ムラ → シート浮き不安定
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応答遅れ → 制御が効かない
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水溜まり → エアー吹出ムラ
まとめ
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エアーチャンバー=空気を溜めて安定供給する空間
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圧力・流量の均一化が目的
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エアースリップ、インフレーション、圧空成形で重要
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サイズと配置が品質を左右する


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