エアーギャップとは?
部材同士の間に意図的、または結果的にできる「空気層(すき間)」のことです。
用途や工程によって意味合いが少し変わります。
成形分野での主な使われ方
① 押出シート・フィルム成形でのエアーギャップ
ダイ出口から冷却ロール(またはキャリブレーター)までの空間距離。
影響
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表面性
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配向
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厚み安定性
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ネックイン
一般傾向
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短い:表面平滑・厚み安定
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長い:延伸が進み、強度は上がるが不安定になりやすい
② コーティング・ラミネート工程でのエアーギャップ
塗布後〜基材に接触するまでの空間距離。
影響
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塗膜の流れ・レベリング
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ピンホール
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ムラ
③ 成形品内部・接触部のエアーギャップ
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金型密着不良
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ヒケ・反りの原因
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断熱・絶縁目的で設計される場合もあり
エアーギャップ管理が重要な理由
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厚みムラ防止
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表面欠陥防止
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寸法精度確保
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物性安定
特に薄物シート・光学用途では重要度が高いです。
設定の目安(シート成形例)
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数 mm ~ 数十 mm 程度
※ 樹脂、吐出量、速度で最適値は変わります
トラブル例
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エアーギャップ過大 → 波打ち、厚み不安定
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エアーギャップ過小 → ロール汚れ、焼け
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風の影響 → 蛇行、厚み変動
まとめ
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エアーギャップ=工程間の空間距離・空気層
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押出・コーティング工程で品質に大きく影響
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短すぎても長すぎてもNG
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条件・材料に合わせた最適化が必要


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