含浸槽方式とは
含浸液を入れた槽(タンク)に製品を浸して、内部に液をしみ込ませる方法です。
簡単に言うと
「液にドボンと浸けて染み込ませる方式」
基本工程
① 製品を含浸槽に投入
② 含浸液に浸す
③ 一定時間保持
④ 取り出し
⑤ 余分な液を除去
⑥ 乾燥・硬化
どんな仕組み?
製品内部の空隙に対して
- 毛細管現象
- 自重
- 軽い圧力差
で液が入り込みます。
ただし
強制力は弱いのが特徴です。
主な用途
- 焼結金属(含油処理)
- 木材
- 低気密要求部品
- 簡易防水処理
メリット
✔ 設備がシンプル
✔ コストが安い
✔ 操作が簡単
✔ 小規模対応可能
デメリット
✖ 含浸効果が弱い
✖ 深部まで入りにくい
✖ 気密性は限定的
✖ バラつきが出やすい
他の含浸方法との比較
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 含浸槽方式 | 簡単・低コスト |
| 真空含浸 | 高精度・高効果 |
| 加圧含浸 | 強制的に浸透 |
含浸槽方式が向くケース
- 高い気密性が不要
- コスト優先
- 小ロット
- 簡易処理でOK
含浸槽方式が不向き
- ダイカストの漏れ対策
- 精密部品
- 完全密閉が必要な製品
こういう場合は
真空含浸が必須
現場での注意点
✔ 浸漬時間管理
✔ 液の粘度管理
✔ 温度管理
✔ 乾燥条件
ひとことで
含浸槽方式は
「シンプルに浸してしみ込ませる低コスト含浸法」
ただし性能は控えめです。


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