金型キャビティ表面加工とは
金型キャビティ(製品形状を作る面)の表面を仕上げる加工のことです。
目的
-
外観品質向上
-
表面模様付与
-
離型性改善
-
摩耗防止
成形品の表面は
ほぼ金型表面をそのまま転写します。
主な表面加工の種類
① 鏡面仕上げ(ポリッシュ)
金型を研磨して鏡のような表面にする加工。
特徴
-
高光沢
-
透明部品向き
-
転写性が高い
用途
-
レンズ
-
光学部品
-
透明カバー
② シボ加工(テクスチャ加工)
表面に微細な模様をつける加工。
方法
-
化学エッチング
-
レーザー加工
特徴
-
指紋目立たない
-
傷隠し
-
高級感
用途
-
自動車内装
-
家電外装
③ 放電加工面(EDM面)
放電加工でできた表面をそのまま使う方法。
特徴
-
微細な梨地
-
摩擦大きい
主に機能部品。
④ サンドブラスト
砂などの研磨材を吹き付ける加工。
特徴
-
マット仕上げ
-
均一な梨地
⑤ コーティング処理
表面に硬質膜を作る加工。
例
-
TiN
-
CrN
-
DLC
目的
-
摩耗防止
-
離型性向上
表面粗さ(Ra)の目安
| 仕上げ | 粗さ |
|---|---|
| 鏡面 | Ra 0.01〜0.05 μm |
| 半光沢 | Ra 0.1〜0.3 μm |
| シボ | Ra 1〜10 μm |
表面加工が成形に与える影響
| 加工 | 成形への影響 |
|---|---|
| 鏡面 | 転写性高い |
| シボ | 離型良い |
| 粗面 | ガス逃げやすい |
表面加工が悪いと
-
成形品傷
-
離型不良
-
光沢ムラ
-
ガス焼け
になります。
設計で重要なポイント
✔ 樹脂との相性
✔ 離型方向
✔ シボ深さ
✔ 表面硬度
ひとことで
金型キャビティ表面加工は
「製品の肌を決める仕上げ工程」
外観品質は
ほぼ金型表面で決まると言われます。


コメント