型締装置とは
金型を閉じ、射出圧力に耐える力(型締力)を発生させる機構です。
「金型をしっかり押さえ込む装置」
射出時には数十〜数千トンの力がかかります。
なぜ必要?
射出時には:
溶融樹脂の圧力
↓
金型を開こうとする力(型開き力)
これに対抗するのが型締力です。
型締力の基本式(重要)
型開き力 =
キャビティ圧 × 投影面積
つまり、
-
製品が大きい
-
樹脂圧が高い
ほど、大きな型締力が必要。
型締装置の種類
① トグル式(リンク式)
リンク機構で増力。
✔ 高速
✔ 省エネ
✔ 精度安定
多くの量産機で主流。
② 直圧式(油圧式)
油圧シリンダで直接加圧。
✔ 圧力制御が正確
✔ 厚肉・大型向き
③ 電動式
サーボモータ駆動。
✔ 高精度
✔ クリーン
✔ 再現性良好
型締装置の主な役割
✔ 型締
✔ 型開閉
✔ エジェクタ駆動
✔ 型厚調整
型締力不足だと?
-
バリ発生
-
パーティング面開き
-
ガス漏れ
-
寸法不安定
型締力が過大だと?
-
金型損傷
-
エネルギー浪費
-
型寿命短縮
「必要最小限」が理想です。
型締で重要な管理
✔ 平行度
✔ 型厚設定
✔ トグルロック位置
✔ 金型センター出し
わずかな傾きでもバリ原因になります。
型締と成形品質の関係
| 状態 | 起きること |
|---|---|
| 締力不足 | バリ |
| 締力過多 | 型負担増 |
| 平行不良 | 片バリ |
| センターずれ | 偏摩耗 |
ひとことで
型締装置は
「射出圧力に耐える力の源」
見えないけど超重要です。


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