オープンモールド成形

オープンモールド成形とは

片面だけが型で、もう一面が開放された状態で成形する方法です。

 「フタのない型で作る成形法」

密閉せず、大気中で作業するのが特徴です。

代表的な工法

① ハンドレイアップ法

  • 型に離型剤塗布

  • ガラス繊維マットを敷く

  • 樹脂を手で含浸

  • ローラーで脱泡

  • 常温硬化

最もシンプルで歴史のある方法です。


② スプレーアップ法

  • 短繊維+樹脂を同時吹付け

  • ローラーで脱泡

  • 硬化

ハンドより生産性が高いです。


主な用途

  • FRPボート

  • 浴槽

  • 貯水タンク

  • カバー類

  • 自動車外板の一部


使われる材料

  • ガラス繊維(GFRP)

  • ポリエステル樹脂

  • ビニルエステル樹脂

  • エポキシ樹脂


メリット

✔ 金型が安い
✔ 大型製品が可能
✔ 初期投資が少ない
✔ 小ロット向き


デメリット

✖ 作業者依存
✖ 厚みムラ
✖ ボイド混入
✖ VOC(揮発)問題
✖ 両面精度が出にくい


クローズドモールドとの違い

項目 オープン クローズド
片面 両面
精度
コスト
品質安定

クローズド例:

  • RTM

  • 圧縮成形

  • オートクレーブ


現場の重要ポイント

  • 脱泡作業

  • 樹脂粘度管理

  • 積層順序

  • 硬化温度管理

  • 作業環境管理

特に
👉 脱泡不足=強度低下


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