押出ラミネート成形とは
溶融した樹脂をフィルム状に押し出し、他の基材に貼り合わせる成形法です。
「接着剤の代わりに“溶けた樹脂”で貼る技術」
基本構成
押出機
↓
Tダイ
↓
溶融フィルム吐出
↓
基材とニップロールで圧着
↓
冷却固化
ここで接着が成立します。
主な基材
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紙
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アルミ箔
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PETフィルム
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OPPフィルム
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ナイロンフィルム
主な樹脂
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LDPE(最も一般的)
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LLDPE
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EVA
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PP
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接着性ポリマー(タイレイヤー)
何に使われる?
✔ 牛乳パック
✔ 菓子包装
✔ レトルトパウチ
✔ 紙コップ
✔ 医薬包装
特に紙+PEは王道。
似た技術との違い
ドライラミネート
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接着剤使用
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乾燥工程必要
押出ラミネート
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接着剤不要
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その場で接着
→ 生産性が高い
メリット
✔ 高速生産
✔ 接着剤コスト不要
✔ 厚み制御しやすい
✔ 強固な接着
難しいポイント
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密着不良(デラミ)
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ピンホール
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ネックイン
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エッジビード
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表面処理不足
特に
コロナ処理の良否が接着力に直結します。
管理ポイント(現場目線)
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樹脂温度
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ダイリップ調整
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ニップ圧
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ラインスピード
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表面処理レベル
押出コーティングとの違い
実はほぼ同義で使われますが、
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ラミネート:2枚以上の基材を貼り合わせる
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コーティング:基材に樹脂層を塗る
と分けることが多いです。
押出ラミネートは
「溶融樹脂で瞬時に多層構造を作る技術」
包装業界の心臓部です。


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