押出機とは
樹脂を溶かして、連続的に押し出す機械です。
「材料を溶かして、一定形状でずっと作り続ける装置」
射出成形は“1ショットずつ”ですが、
押出は連続生産が最大の特徴です。
主な用途
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フィルム
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シート
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パイプ
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異形押出
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ペレット(造粒)
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延伸テープ
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被覆電線
かなり幅広いです。
基本構造(単軸押出機)
① ホッパー(材料投入)
② シリンダー(加熱)
③ スクリュ(回転して搬送)
④ ブレーカープレート
⑤ ダイ(金型)
構造はシンプルですが奥が深いです。
スクリュの役割(超重要)
単軸スクリュは3つのゾーンに分かれます:
① 供給部(ソリッド搬送)
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ペレットを前へ送る
② 圧縮部(溶融開始)
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溝が浅くなり圧縮
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摩擦熱で溶ける
③ 計量部(完全溶融)
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均一な溶融樹脂にする
スクリュ設計=性能そのもの
押出機の種類
① 単軸押出機
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最も一般的
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成形向き
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安定連続生産
② 二軸押出機
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混練力が強い
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コンパウンド向き
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添加剤・フィラー混合
押出機の特徴
✔ 連続生産
✔ 高い生産性
✔ 形状自由度が高い
✔ 材料混合も可能
射出成形との違い
| 項目 | 押出 | 射出 |
|---|---|---|
| 生産方式 | 連続 | 断続 |
| 形状 | 一定断面 | 立体形状 |
| 圧力 | 比較的低い | 高い |
| 用途 | フィルム・パイプ | 部品 |
重要な管理項目(現場目線)
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シリンダー温度
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スクリュ回転数
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吐出量
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背圧(ギアポンプ有無)
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ダイ圧力
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滞留時間
ズレると:
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焼け
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ゲル
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サージング
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厚みムラ
ひとことで言うと
押出機は
👉 “溶かして、混ぜて、安定して送り続ける装置”
シンプルに見えて、
スクリュ設計と温度制御が命です。


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