延伸ブロー成形システム(ISBM)とは
射出成形+延伸+ブロー成形を組み合わせた成形法で、
主に PETボトル に使われます。
一言でいうと
👉 分子を引き伸ばして、強くて軽いボトルを作る技術
基本工程(流れが超大事)
① プリフォーム射出成形
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PETを射出して試験管状のプリフォームを作る
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口部(ネック)はここで完成
② 再加熱(リヒート)
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プリフォームをガラス転移温度付近まで加熱
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温度ムラは品質直結(白化・肉ムラの原因)
③ 延伸+ブロー
ここがキモ👇
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軸方向延伸:ストレッチロッドで引き伸ばす
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周方向延伸:圧縮空気で膨らませる
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→ 二軸延伸
分子鎖が配向して、強度・耐圧が激増します。
なぜ「延伸」するのか
延伸の効果は絶大です。
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強度アップ
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耐内圧性アップ(炭酸OK)
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軽量化できる
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透明性が高い
👉 だからPETボトルは薄くても強い。
システムの種類
▶ ワンステージ方式
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射出 → 延伸ブローを1台で
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小ロット・多品種向き
▶ ツーステージ方式
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プリフォーム製造とブローを分離
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大量生産・安定品質向き
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飲料ボトルはほぼこれ
主要制御ポイント(現場あるある)
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プリフォーム温度分布
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延伸倍率(軸/周)
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ブロー圧・タイミング
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金型冷却
ここがズレると👇
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白化
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肉厚偏肉
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強度不足
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口下割れ
他成形法との違い
| 成形法 | 特徴 |
|---|---|
| 押出ブロー | 安い・肉厚制御が粗い |
| 射出ブロー | 口部精度◎・強度△ |
| 延伸ブロー | 強度・軽量・透明◎ |
まとめ(ひとことで)
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延伸ブロー=分子配向を使った高性能化技術
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PETボトルの心臓部
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温度管理と延伸条件が命


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