インテグラルスキンフォームとは?
表面に緻密なスキン層(非発泡層)、内部に発泡コア層を同時に形成する成形法です。
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表面:硬くて平滑(スキン)
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内部:軽量・多孔質(フォーム)
「一体(インテグラル)でスキン+フォームを作る」ことからこの名称があります。
成形原理
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金型に溶融樹脂(または反応液)を注入
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金型表面は冷えている → 表面は発泡せず緻密層に
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内部は温度・圧力が低下 → 発泡が進行
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1ショットでスキン+発泡体が完成
使用材料
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ポリウレタン(PU) ← 最も一般的
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PVC
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PP(MuCell併用など)
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ABS(限定用途)
特徴・メリット
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軽量で剛性が高い
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表面外観が良好(塗装・シボ転写可)
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衝撃吸収性に優れる
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中実成形より材料使用量が少ない
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二次加工なしで意匠面が得られる
デメリット・注意点
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寸法精度は中実品より劣る
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発泡ムラの管理が必要
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成形条件の幅が狭い
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薄肉・精密部品には不向き
代表的な用途
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自動車内装部品(アームレスト、ヘッドレスト)
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家具部材(肘掛け、手すり)
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医療・介護用品
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スポーツ・レジャー用品
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建材・緩衝部材
射出発泡(MuCell)との違い
| 項目 | インテグラルスキン | MuCell |
|---|---|---|
| 表面 | 緻密スキン | 発泡セルが出やすい |
| 発泡 | 化学反応主体 | 物理発泡 |
| 外観 | 良好 | 二次処理が必要な場合あり |
| 用途 | 意匠・触感重視 | 軽量化重視 |
まとめ
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インテグラルスキンフォーム=表面緻密+内部発泡の一体成形
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軽量・高剛性・良外観が特徴
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PU系で特に多用
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意匠部品・触感部品に最適


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