インテグラルスキンフォーム

インテグラルスキンフォームとは?

表面に緻密なスキン層(非発泡層)、内部に発泡コア層を同時に形成する成形法です。

  • 表面:硬くて平滑(スキン)

  • 内部:軽量・多孔質(フォーム)

「一体(インテグラル)でスキン+フォームを作る」ことからこの名称があります。

成形原理

  1. 金型に溶融樹脂(または反応液)を注入

  2. 金型表面は冷えている → 表面は発泡せず緻密層に

  3. 内部は温度・圧力が低下 → 発泡が進行

  4. 1ショットでスキン+発泡体が完成

使用材料

  • ポリウレタン(PU) ← 最も一般的

  • PVC

  • PP(MuCell併用など)

  • ABS(限定用途)

特徴・メリット

  • 軽量で剛性が高い

  • 表面外観が良好(塗装・シボ転写可)

  • 衝撃吸収性に優れる

  • 中実成形より材料使用量が少ない

  • 二次加工なしで意匠面が得られる

デメリット・注意点

  • 寸法精度は中実品より劣る

  • 発泡ムラの管理が必要

  • 成形条件の幅が狭い

  • 薄肉・精密部品には不向き

代表的な用途

  • 自動車内装部品(アームレスト、ヘッドレスト)

  • 家具部材(肘掛け、手すり)

  • 医療・介護用品

  • スポーツ・レジャー用品

  • 建材・緩衝部材

射出発泡(MuCell)との違い

項目 インテグラルスキン MuCell
表面 緻密スキン 発泡セルが出やすい
発泡 化学反応主体 物理発泡
外観 良好 二次処理が必要な場合あり
用途 意匠・触感重視 軽量化重視

まとめ

  • インテグラルスキンフォーム=表面緻密+内部発泡の一体成形

  • 軽量・高剛性・良外観が特徴

  • PU系で特に多用

  • 意匠部品・触感部品に最適

コメント

タイトルとURLをコピーしました