インクジェット粒堆積法

インクジェット粒堆積法とは?

微細な液滴(インク状材料)をインクジェット方式で吐出し、粒として基板上に堆積・積層して立体物を作る造形法です。

一般には

  • Material Jetting(マテリアルジェッティング)

  • インクジェット積層法

の一種として扱われます。

原理(簡略)

  1. ノズルから ピコ〜ナノリットル級の液滴を吐出

  2. 基板または前層の上に粒として着弾・濡れ広がり

  3. UV硬化・熱硬化・溶媒揮発などで即座に固化

  4. これを層ごとに繰り返し、3D形状を形成

使用される材料

  • UV硬化型樹脂

  • 光硬化アクリレート

  • 導電インク(Ag、Cu ナノ粒子)

  • セラミックナノ粒子分散液

  • バイオ材料(研究用途)

特徴・メリット

  • 高精細(数十µmレベル)

  • 表面が非常に滑らか

  • 多材料・多色造形が可能

  • 材料使用量が少なく無駄が少ない

  • 微細構造・薄肉形状に強い

デメリット・課題

  • 造形速度が遅い

  • 材料コストが高い

  • 吐出安定性(ノズル詰まり)管理が難しい

  • 大型・高強度部品には不向き

他方式との比較(代表例)

方式 特徴
FDM 溶融樹脂を押し出し
SLA/DLP 光硬化樹脂を一括硬化
SLS 粉末焼結
インクジェット粒堆積 液滴を直接堆積

主な用途

  • 微細デバイス試作

  • 電子回路・配線形成

  • マイクロ流体チップ

  • 医療・バイオ研究

  • 高精細模型・意匠部品

まとめ

  • インクジェット粒堆積法=液滴を粒として積層する高精細造形法

  • 表面品質・解像度に優れる

  • 多材料・機能性材料に対応

  • 精密・小型用途向け

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