インクジェット粒堆積法とは?
微細な液滴(インク状材料)をインクジェット方式で吐出し、粒として基板上に堆積・積層して立体物を作る造形法です。
一般には
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Material Jetting(マテリアルジェッティング)
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インクジェット積層法
の一種として扱われます。
原理(簡略)
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ノズルから ピコ〜ナノリットル級の液滴を吐出
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基板または前層の上に粒として着弾・濡れ広がり
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UV硬化・熱硬化・溶媒揮発などで即座に固化
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これを層ごとに繰り返し、3D形状を形成
使用される材料
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UV硬化型樹脂
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光硬化アクリレート
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導電インク(Ag、Cu ナノ粒子)
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セラミックナノ粒子分散液
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バイオ材料(研究用途)
特徴・メリット
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高精細(数十µmレベル)
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表面が非常に滑らか
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多材料・多色造形が可能
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材料使用量が少なく無駄が少ない
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微細構造・薄肉形状に強い
デメリット・課題
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造形速度が遅い
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材料コストが高い
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吐出安定性(ノズル詰まり)管理が難しい
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大型・高強度部品には不向き
他方式との比較(代表例)
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| FDM | 溶融樹脂を押し出し |
| SLA/DLP | 光硬化樹脂を一括硬化 |
| SLS | 粉末焼結 |
| インクジェット粒堆積 | 液滴を直接堆積 |
主な用途
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微細デバイス試作
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電子回路・配線形成
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マイクロ流体チップ
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医療・バイオ研究
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高精細模型・意匠部品
まとめ
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インクジェット粒堆積法=液滴を粒として積層する高精細造形法
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表面品質・解像度に優れる
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多材料・機能性材料に対応
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精密・小型用途向け


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