サブマリンゲート

製品の裏側や底部に対して、斜め下からトンネル状に流すゲート方式のことです。
成形後に金型が開いたとき、成形品とランナーが自動的に分離します。

別名:

  • トンネルゲート(Tunnel Gate)

  • アンダーカットゲート(Undercut Gate)

名前の由来

「Submarine(潜水艦)」という名前は、
ゲートがランナーの下側から“潜るように”キャビティに入る形状からきています。


🏗 構造イメージ

ノズル → ランナー └─┐ ↓ ゲート(斜めのトンネル状) 製品の底面や裏面へ
  • ゲートは成形品の側面・底面に向かって斜めに細く掘られた通路

  • 金型が開くと、ゲート先端が自然にせん断されて自動カット

特徴・メリット

特徴 内容
✅ 自動ゲートカット 成形品とランナーが自然に分離し、人手不要
✅ ゲート跡が目立ちにくい 製品の裏や端に配置でき、外観を損ねにくい
✅ 多数個取りに適している 多点同時ゲートでバランスよく流すことができる
✅ 成形サイクル短縮 手作業不要でサイクルが速い
✅ バリが出にくい ゲート部がせん断されやすく、過充填でもバリになりにくい

デメリット・注意点

デメリット 内容
❌ 加工難易度が高い トンネル状の穴加工には専用工具や高精度加工が必要
❌ 大物製品には不向き ゲートが細いため、大流量が必要な製品には使いにくい
❌ ゲート詰まりのリスク ゲート断面積が小さく、繊維入り樹脂などでは詰まりやすい
❌ 樹脂により不向きな場合あり 高粘度材料や高ガラス繊維含有樹脂では適用が難しいことも

代表的なゲート寸法(例)

項目 値(目安)
ゲート径(入口) 0.8〜1.5 mm
ゲート長さ 2〜5 mm
ゲート角度 20〜45度で斜めにキャビティへ

よく使われる場面

  • 電子部品(コネクタ、端子)

  • 自動車部品(小型の内装パーツ)

  • 医療・日用品(キャップ、歯ブラシなど)

まとめ

項目 内容
定義 製品の底部や裏から斜めに流すトンネル状ゲート
別名 トンネルゲート、アンダーカットゲート
特徴 自動ゲートカット、外観良好、短サイクルに向く
注意点 加工難易度、詰まり、樹脂選定に注意

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